こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
はじめましての方も、お久しぶりの方も、ごきげんよう。
Amazon Primeで配信されている映画『ミステリと言う勿れ』を鑑賞いたしました。
ドラマ版は未見でしたが、大変評判が良いと聞きまして、観ることにいたしました。
結果――大変面白く、気づけば2時間があっという間に過ぎていました。
原作・田村由美さんの世界観に 魅了されて
田村由美先生と申しますと、私にとって、若い頃から大好きな漫画家さんの一人です。
中高生の頃、クラスで回し読みしていた『BASARA』は、今でも胸に残る名作でございます。
そして大人になってから出会った『7SEEDS』。
私は完結後に一気よみしたのですが、読み始めると、夢中になってしまって止まりませんでした。
翌日も控えておりましたが、当然寝不足に。それでも楽しめて、大満足の作品でした。今でも良き思い出です。
そんな田村先生が描かれる『ミステリと言う勿れ』。これまでファンタジーや歴史ロマンの印象が強かった先生が、ミステリーというジャンルでもこれほどまでに面白い作品を生み出されるとは…!
やはり、天才とはこういう方を指すのでしょうね。
菅田将暉さん演じる久能整が、まあ見事なこと!
本作は、菅田将暉さん主演のドラマ版の続編にあたります。
原作の絵柄に寄せたビジュアルも素晴らしいのですが、何より彼の演技が圧巻でした。
整くんの独特なテンポや言葉選び、どこか浮世離れした雰囲気を見事に体現されていて、まさに “実写化の成功例” と言えるでしょう。
彼の演技は目で語るところに良さがございました。思わず引き込まれてしまいました。
広島編の舞台とストーリーの魅力
映画は原作コミックスの2巻〜4巻にあたる「広島編」です。
久能整が原爆ドームの対岸で出会った女子高生・狩集汐路(かりあつまり しおじ)との出会いから、物語は大きく動き出します。
物語の中心となる狩集家のロケ地は、岡山県倉敷市の「旧野崎家住宅」。
1829年に塩田王・野﨑武左衛門が建てた邸宅で、瀬戸内地方を代表する大庄屋建築として知られています。
その歴史ある佇まいが、作品の持つミステリアスで重厚な空気感にぴったりで、まるで物語の一部のように映像に溶け込んでいました。
原菜乃華さん演じる狩集汐路の魅力
今回のヒロイン・狩集汐路を演じたのは、原菜乃華さんです。
映画『すずめの戸締まり』で主人公・岩戸鈴芽の声を務められたことでも話題になりましたね。
彼女の演技は、天真爛漫さと計算高さ、そしてどこか憎めない可愛らしさが絶妙に混ざり合っていて、まさに汐路そのもの。
犬堂我路(永山瑛太)と話すときの儚げな表情と、整や家族といるときの自然体でチャーミングな姿――
そのギャップがとても魅力的で、観ていて惹き込まれました。
ミステリー×人間ドラマ×コミカルさの絶妙なバランス
『ミステリと言う勿れ』の魅力は、ただの謎解きにとどまりません。
人間の心の奥底にある葛藤や矛盾、そしてそれを言語化してくれる整くんの言葉に、思わずハッとさせられることもあります。
時に哲学的で、時にユーモラス。
観終わったあと、なんだか心が少し軽くなるような、そんな不思議な余韻が残りました。
マダムの一言
ドラマをご覧になっていなくても、原作をご存知なくても、十分に楽しめるのがこの作品の良さです。
ドラマの映画化というと、どうしても置いてけぼりになってしまうこともございますが、この作品は大丈夫。
映画単体で完結していますので、初めての方でも安心してご覧いただけます。
ミステリーとしての面白さもさることながら、登場人物たちの心の動きや関係性が丁寧に描かれていて、見応えも十分でした。
秋の夜長に、ちょっと贅沢な時間を過ごしたい方にぴったりの一本でございます。ぜひ、お紅茶でも淹れて、ゆったりとご鑑賞ください。




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